誰のためでもなく

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ほんのお茶

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 今日は本を紹介。

 「本のお茶」

 これは美術評論家の岡倉天心が英語で執筆した「book of tea」をかなり優しく訳して略したもの。

 意訳、超訳の類と少し演出が違うのは、ページの多くを「茶」に関する、もしくはその文章に関する写真でその意訳と原文の間にある溝を埋めてくれているところだろう。

 写真はお茶、カフェ好きである写真家・藤田一咲さんの手によるもの。彼の名前は写真好きなら聞いたことがあるかもしれない。

 この本は、まるで写真集のようにぱらぱらと楽しむもよし、適当に開いたページの文章を読んでみると、前には流していた部分がす、っと心にしみこんできたりして楽しい。

 若いころはストーリーをがりがり食べることが読書、という感じだったけど、今は「再読」しても何かしら新たな発見がある本が好きだ。

 たった一杯のお茶が、無限の彼方に垣間見える真理への入り口に思えてくる。こういった思想は西洋の唯物主義的なものの対極にある。たった一杯のお茶を飲むことから様々な思索を得る。日常の何でもない一動作、とくに意識をしていない行為、一日をつつがなく過ごせることが実はいかに奇跡か、ということに気づけるのだ。

 いままではとにかく「忙しい」が口癖で、俺はすごい仕事をしている!という自負に支えられて生きていた気がする。でも今は、大したことのない自分だったことに気付くとともに、自分が今で馬鹿にしていた人々のやっていたことが実はとても尊いこともあるのだな、と気付くことができたのは、この春の「左遷」劇のおかげだ。

 そういった気持ちを持ってこの「本のお茶」を読むと、なぜかすっと、本の言わんとすることが数年前より格段に理解できるようになった気がする。

 岡倉天心がこの本を著したのは英語、というのがミソだろう。この本は新渡戸稲造の「武士道」と同じく、西洋人に日本人のメンタリティを紹介するには非常に有効であることは岡倉自身が十分、意識したことだと思う。

 新渡戸の「武士道」は日本人のメンタリティというよりやはり一部の特権階級の、特殊な心得(「葉隠」なんてまさにそう。人間は毎朝、自分が一度死ぬ、というイメージを浮かべたうえで起きるなんて)であり、「本のお茶」における「タオイズム」こそが、日本人のメンタリティを理解する上で実は早道なのかもしれない。
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by hohoho-bw | 2010-06-30 22:04

sapporo ひじょ~怪談

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 佐藤信太郎の写真集に「東京非常階段」がある。

 これは東京にあるビルの非常階段からその眺めを撮影した一連の作品集なのだ。

 まあ、、コンセプトが勝った写真集といえよう。

 これって確か4×5、つまり大判フィルムで撮影されたと聞いた。なぜか旭川美術館でオリジナルプリント見たな~。そうそう「風景劇場」って企画展。常設展に毛が生えたようなもんだ。

 確かに労作なんだろうけれど、今やデジタルカメラでもっときれいに鮮明に、しかもイージーに撮れるんだろうね。

 ニコンのカメラはホワイトバランスがオートでも秀逸だ。AEは難なりだけど。
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by hohoho-bw | 2010-06-28 21:16

金を使うのが怖い

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 ちょっと前なら財布に万札がないと不安だったけど

 今は千円あればなんとかする自信あり。

 まあ、そもそも金がないからなのだが

 キャッシュオンデリバリの店で山崎ソーダ一杯千円なんて、もう絶対やらない。

 デフレな俺。でも悪くない。

 ここ3週間、節約のためにドライブも我慢している。

 でも近所の公園が結構、原生林の面影を残しているので飽きずに散歩できて楽しい。

 金がかからない楽しみをもっと自分にとっての「当たり前」にしていきたい。
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by hohoho-bw | 2010-06-28 21:01

ゲッ!ショック!!

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by hohoho-bw | 2010-06-27 12:04

さてと、いつフィルムがなくなるのか?

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 気づけば、フイルムはもう風前のともしびなのだ。

 ライカもデジタル一辺倒になってしまったし

 今日、散歩をした。夏の日差しがさんさんと森の木々に降り注いで、写真を撮る気がなくカメラを持っていない時に限って最高の光に出会うのは皮肉なことだ。

 そんな、森のひかりを掬いあげるのに、いまだに中判モノクロフィルムを使いたい、とすかさず思う自分は

 フイルムの不在にうまくなじむことができるのだろうか???
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by hohoho-bw | 2010-06-27 00:04

アイデンティティが危険

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 今まで馬鹿にしていたけれど

 一眼レフの動画機能は、実は面白いのではなかろうか?と最近思っている。

 ムービーの世界は全く知らなかったけれど、映画なら35mmフィルムでボケ味も味わい放題だけれど

 フツーのホームムービーならボケ味よりパンフォーカスらしい。

 だから一眼レフの撮像素子に、ボケ味豊かな一眼レフレンズで動画を取ることができるのは夢のような話らしい。

 写真なら「ボケ味」を礼賛する人は軽蔑するけれど、ムービーならとても魅力的だな、と最近思う。

 ニコンのデジタル一眼レフで動画撮影機能をアピールするサイトがあるけれど、個人的にはD90で撮影した「私とわたし」が、とても好きだ。

 撮影者いわく「ニッコールの85mmf1.4で撮ったカット、自信あります」的なコメントがなんだかソソる。

 ちなみに動画編集ソフトは結構いい値段。

 もっというと、動画というかショートムービーに必要な俳優の友達がいない、、、

 でもいいなぁ~

 ちなみに、ミラーレス機の最新兵器・ソニーのNEXだったかはハイビジョンの動画も撮れるらしいし、今までの一眼レフのミラー機構が過去の遺物的な紹介をしているのには???だが、まあこれも時代の趨勢なのだろう。

 動画の基礎的訓練を受けていない人でも、クリエイティブになれる機会が増える技術のイノベーションは歓待したい。

 でもそうなると、自分としては「写真」にこだわっていたはずなのに、、、アイデンティティが危険にさらされている気もする、、、。
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by hohoho-bw | 2010-06-26 22:00

もう立ち上がるな、日本

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 キューバ行きの夢を見つつ、実際行くなら「どんなとこやねん?!」ってことで情報収集。

 まず、アメリカとは犬猿の仲ゆえ、アメリカ経由での入国は不可。カナダかメキシコ経由がほとんど。

 ドルは使用できない。

 比較的治安はいいほうだけど、デジカメなんて買えない人々の前でニコンのD700なんか見せびらかそうものなら持ってかれることは覚悟しなくてはならない。

 そんな国でも、人はどうやら生きていけるらしいぞ。

 外国に行って、帰ってくると日本ってなんてすばらしい国なんだ!としみじみ思う。

 すりや置き引きの危険度は他の国よりは圧倒的に少ないし、睡眠薬強盗やいかさまポーカーではめられることは相撲取りにでもならない限り、ない。

 まあ、そもそも旅行につぎ込む金が皆無なので、まったくの想像なのだが、それでも海外にふと行きたくなる。

 最近、韓国に負けている日本、という自虐的な論調がマスメディアにあふれているけれど、日本は一度、メードインジャパンで世界を席巻し、炎熱商人を世界各地で実践したんだからもういいんじゃないかな?

 単身赴任や24時間働けますかを出来る人が国民すべてならいいけれど、人間ってやっぱり極度の緊張に四六時中さらされるときついよね。

 べつに国際競争力とかもういいんじゃないのかな~。やりたい人は勝間の本を胸に日本を出てやれば~。
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by hohoho-bw | 2010-06-24 22:18

生きる希望がわいてきた

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 唐突ですが

 「キューバに行きたい!」と思いました。

 思いついたら、火がついたように行きたい!
 今すぐにでも!

 しかし、高い。

 海外で詐欺にあった身としては、もう海外はこりごりのはずなのだが、、、

 あの真っ青な空に、コロニアルの建築、映画「ベストキッド」のようなアメ車クラッシックカーが現役で走っている。

 しかも、14時間のフライトはつらいので、ビジネスクラスで行きたい。

 そうなると100万円コース、、、、

 でも新しいカメラを買うより、そのほうが充実できるかな?

 カメラを掏られたりするのもごめんだ。

 やっぱり海外は嫌いなんだけれど、行きたい。

 いくら荒唐無稽な夢でも、あるうちは、少なくとも死のうとは思わない。
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by hohoho-bw | 2010-06-23 21:41

自分を取り戻せ

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 フォトコンテストで自分の作品を印刷物に載せる、という自己顕示欲の発露を、いまだに果たせないでいる。

 だから落ち込んでいる。

 いけない兆候だ。

 写真だけは、誰にも媚びたくないと思っているくせに、、、

 だから、自分を鍛えなおすために、変な写真を意識的に撮ろうと思う。

 昔なら、もっと「無駄感」を感じるためにフィルム、それもブローニーでこれをやっていたのだが、財政再建中の身としてはこれは無理。

 それにしてもびっくりしたのは、昨日、久しぶりにヨドバシカメラに行ったら20本売りフィルムが印画紙と一緒にレジ後ろのガラスケースに押し込まれていた!!!かろうじてフィルム売り場はスーパーの食品売り場のように冷蔵ぎみのディスプレイを施されているけれど面積は激減。

 そうそう、ライカはもうフイルムカメラを昨年で生産やめちゃったんだってね。

 面白いね~。ライカの人の言葉が「今更新製品のフィルムカメラを作っても、ライカの中古品がライバルだから不毛だ」だって。

 もうライカはつぶれちゃえばいいんじゃないの?で、日本のカメラメーカーがレンジファインダーのデジタルカメラを作ればそれでめでたしだよ。コシナあたり、そろそろやるんじゃないの???
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by hohoho-bw | 2010-06-22 21:39

コミュニケイション・ブレイクダウン

 現代純文学のベストセラー作家の小説こそがバイブルだった時期がある。

 恥ずかしい過去だ、、、

 で、その人の小説の中で、中年の主人公がいうセリフをふと思い出した。

「よく晴れた日曜日の朝、真っ白いリヴァイスを履き、髪に櫛を入れて鏡の前に立った。だからといって10代のころの日曜日のような気分にはなれなかった。それはそうだ、自分は何と言っても年を取ったのだ」

 久々にロックのCDをまとめて聞いた。
ストーンズ、ロッド・スチュワート、ディラン、ザ・バンド、そしてレッド・ツェッペリン。

 大学生のころこれらの、その当時の自分にとっても十分クラッシックだったロックを聞いた時の「もうどうにでもなれ!」という気持ちには、無論なれなかった。

 聞く自分がそうなんだから、これらのミュージシャンはもっとつらいんだろうな~。

 いまだにストーンズはライブで「サティスファクション」をパフォーマンスさせられるだろうし、それはミックジャガーにとって苦行なのではなかろうか?

 わかりやすく言うと、サザンオールスターズは「いとしのエリー」をいまだに歌うのに、なんのてらいもないのだろうか?ということだ。

 手あかにまみれすぎると、よくないこともあるのだね。

 それはそうと、レッドツェッペリンに関してはいいセリフを吐く映画があった。「スクール・オブ・ロック」

 なんかの手違いで小学校の教師になったミュージシャンくずれ(?)が自称・音楽の教師としてお坊ちゃん学校ではちゃめちゃするってストーリーなのだがその中でジミーペイジ知ってるか?といっても無反応だった時
「レッド・ツェッペリンを教えないなんて、学校は何をやってるんだ?!」と吐き捨てるのだ。

 ところで沢尻エリカは、レッド・ツェッペリンの曲をどれだけ知っているのだろうか?
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by hohoho-bw | 2010-06-22 21:21