誰のためでもなく

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嵐山 2

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 ハッセルの修理見積もり連絡が来た。

 なんだかんだで5万円ちょっと。覚悟していたよりちょっち安い。

 ハッセルが手元になくなるとなんかさびしいので、帰還が待ち遠しい。

 ハッセルで撮影したネガをスキャンしながら、こんなに修理に金がかかるカメラを何で使っているのか?自分の心をやっと把握できた気がする。

 季刊「風景写真」を愛読している。
フォトコンテストの入賞者はどの方もうまくて参考になるのだが、使用しているカメラの8割がペンタックス645だ。当然、自分もこのカメラがほしくなった時期があった。43-84mmと80-160mmズームがほしくて。

 でもなんとなく購入するのをためらった。やはりハッセルの存在が大きかったからだ。

 ハッセルで撮影したモノクロネガをスキャンしながら「はて、自分はハッセルを売ってペンタックス645とセットを買って、それでモノクロを撮るだろうか?」と自問してみると答えはあっさり「否!」

 長方形画面でもペンタックス67ではモノクロをバンバン撮る。しかし、このカメラ用レンズには珍しく105mm一本のみということが大きく作用している。蛇足だが自分のペンタックスはAEなしの無骨なタイプ。

 モノクロ写真を撮る場合、手段としては100%フィルムを使用するのが自分のこだわりだ。これは説明すると長くなるので割愛するが、モノクロ写真という表現にはフィルムを使いたいのだ、要するに。

 で、こういった精神構造にはできるだけ電子部品の少ないカメラが好ましいわけで、そうなるとこれはもうハッセルかローライかブロニカかマミヤRBなんてカメラになる。自分としては一眼レフが好きで、一番コンパクトなカメラというとハッセルが最終的に残る、というわけだ。

 無論、ハッセルでポジも撮る。

 結局、自分にとってハッセルが一番しっくりくるカメラだ。

 それ以外はもう、D700を使いこなすことを自分に課している。

 今はイイ時代だ。フィルムもデジタルも使えるなんて。
 
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by hohoho-bw | 2009-09-30 20:14

嵐山 1

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 嵐山という地名は日本に結構あるらしい。

 京都が有名だけど、ここは京都じゃない。

 嵐山が一番、美しく見えるのは初秋の早朝、冷え込んだ時。

 その表情を切り取ってみた。
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by hohoho-bw | 2009-09-29 21:51

霧フェチ

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 この時期、朝は冷え込む。

 となれば霧が発生する。

 霧をテーマにしこしこ、撮影している。

 今日もロケハンに余念なし。

 この地にいられるのもあと半年~1年だ。

 後で見返してもうぬぼれることのできる一枚を残したい。
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by hohoho-bw | 2009-09-28 18:23

砂の女

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 安部公房ってほとんどわけわからん小説書いていて自己満足の東大医学部って印象だけど

 「砂の女」はいい!!!

 まあ、世界で結構翻訳されているから名作なんだけど。

 ストーリー知っている人はスルーでいいけど、これって、なんか人生と同じプロットだと思うわけ。

 主人公は虫だか、花だかの研究者で砂丘に来て、砂嵐に巻き込まれてある一軒の民家に避難し、そこの未亡人とできちゃって、、、って話だと記憶している。違っていたらすまん。

 最初、男はこの砂丘からの脱出劇を試みるんだけれどことごとく自然現象の前に敗退し、しかも肉感的な未亡人の誘惑に負けてハメまくってしまい、、、結局、じぶんの意志とは無関係に閉じ込められた場所で生きていくことを受け入れる。

 この「受け入れる」という感覚は、人生において普遍的である。

 この物語はわかりやすくドラマタイズされているけれど、結局人生なんて、自分の意志とは無関係に決められ、そこでささやかな楽しみを見出し過ごすものだという心理があるからこそ「砂の女」というフィクションは普遍的なのだろう。
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by hohoho-bw | 2009-09-27 18:54

街と握手

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 今日はなんだか感傷的、、、。

 転勤して来てから撮影したフィルムを眺めて過ごした。

 膨大な数。札幌にいた時より圧倒的に撮影している。

 新しい街になれたくて、新しい街に仲間と認められたくて、そんな焦りで撮影したカットは今見返すと、感性を無理にでも高めようと必死だったんだな、と苦笑する。

 転勤してすぐに冬になったようなイメージがある。この街の冬は寒いことで有名だが、昨今の温暖化とやらで暖かめらしい。しかし自分が来た年の冬は、久しぶりに冷え込んだ。

 川から立ち上る気嵐に向かって夢中でシャッターを切った。

 これを撮影したのはハッセル503とゾナー250mm。

 ゾナーは寒さに弱く、シャッターが下りないこともあったっけ。オーバーホールしてあげたいけれど金がないなぁ~。

 この写真を見ると、ゾナーとの思い出がぶわぁ~っと蘇る。

 ハッセルも早く手元に帰ってきてほしいものだ。
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by hohoho-bw | 2009-09-26 18:16

曙光

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by hohoho-bw | 2009-09-26 12:05

感性のバケモノになりたい

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 十文字美信の風貌は自分の中での「芸術家」のイメージとダブっていて、なんかくやしい。

 そもそも、名前がすごいよね。

 仮面ライダーの一文字隼人みたいだ。

 そんな彼の写真は、好き、嫌いというベクトルで測られることを拒絶する。

 彼曰く「その風景を切り取るときにベストの時間、光線状態で撮ればそれは被写体に負けている。自分がその光景を目にした時、何に感動したのか?その光景を見た時の自分の心を写したい」と。

 これはとてもいい言葉である。

 テクニックなどに走りそうになっていた自分にはいい戒め。

 スティーグリッツだっけ、も言っている。「写真の技術なんて4年もあれば覚えられる。問題は視点の確立だ」
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by hohoho-bw | 2009-09-26 08:18

写真はどこへ?

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 写真を撮り続けていく中で、機材の故障はどうしても起こる。

 しかし、ハッセルのレンズ・ボディ噛みは、かなり慎重を期していても結局、起こることを知り、正直ハッセルをこのまま使い続けるのが現実的なのか?と気持ちが揺れている。

 フィルムを使いたい場面はあるので、他のカメラにシフトするという手もあるのだが正方形画面というのは代わりに使えるカメラがない。

 「いや、ローライがあるだろ」、「ゼンザブロニカだって」

 ローライはレンズが軟調なのと、使用感が嫌い。もちろん現行モデルを買う気にもなれないし、そもそもレンズ交換ができない。

 ブロニカは修理できるにしても、中古で実用できるタマ数がないでしょ。

 そうなるとハッセルなんだよな。

 ペンタックスの中判フィルムカメラがもうすぐ生産中止になる。あわてて買う気にもなれないのは、結局、ペンタックスも「ウチはもうデジタルに完全シフトします」という宣言をされたと思っているから。

 デジタルは、もうとれないシーンというのは少ない。いや、デジタルだからこそ撮れる被写体というのも少なからずあるのだが、中判モノクロ写真はこれからも撮り続けていきたいのだ。

 こうなると4×5かなぁ~。
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by hohoho-bw | 2009-09-26 07:45

いぢわる

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 レンズに悪いことをした。

 いくらナノクリスタルコートを施しても

 この光線なら

 フレア出るよね。
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by hohoho-bw | 2009-09-25 23:32

林明輝がデジタル!!!

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 キャノンのサイトはかなり充実していて、みるのが楽しい。

 EOS5DMarkⅡのサイトで、著名写真家が同機を使用した写真をupしているのが楽しい。

 やはりダントツで竹内敏信さんの富士山はすごい。右半身まひとか関係なく、凄い。画面から気迫とか執念とか、そういったものを感じる。

 あと、びっくりしたのが山岳写真の林明輝(りん めいき)氏がデジタルを使っていること。

 もちろん、氏のフィールドとして有名な厳冬期の大雪山の写真はない。さすがのキャノンの製品もここではバッテリーの関係で使えないだろうから。
しかし、、あの、林氏が、、、、フィルムをかたくなに使い続けていた彼がデジタル、と、しばし驚きを隠せなかった。

 氏のインタビューも参考になる。「人よりも多くシャッターを切ること」を自分に課し、その事で露出が血肉化する。そうなればメカニカルカメラで露出計なんてなくてもきちんとした写真が撮れるという。ブローニーフィルムを何本、携えて大雪山に入るのだろうか?

 ハッセルの故障の痛手が消えないせいか、なぜか今夜は無性にフィルムに未練を感じてしまう。
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by hohoho-bw | 2009-09-25 22:47