誰のためでもなく

カメラマンはやはりロマンチスト

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 映画「SCOOP!」を見た。

 某人気俳優(最近結婚し、人気が凋落したといわれるFさん)主演。本人もちょくちょくカメラを持っている姿を番組で見られているからまあ、本人もまんざらじゃなかったんでしょうねこの役。

芸能人のスキャンダルを追うフリーランスの中年パパラッチという役どころ。メルセデスのゲレンデバーゲンで張り込み、都内を縦横無尽にスクープを追い続ける一匹狼が女性新人週刊誌記者の面倒をみることになり、という筋書きなのだが、、、




 でもって芸能人のゴシップばっかり追っているカメラマンが新人女性記者の熱意に過去の自分の志なんかを刺激され報道写真でスクープをものにするというのが大きな筋なんだけど、この原作を書いた人って相当べたな写真好きなんだね。

 主人公がカメラマンになったきっかけはキャパの「倒れる兵士」を中学生時代に見たということにしている(この写真がやらせか否かという問題は映画では扱っていない)。

 キャパにあこがれてコンタックスのレンジファインダーを所有し、新人女性記者との初めての朝にそっとシャッターを切ったり

 主人公は友人のシャブ中に撃たれて死んじゃうんだけど、最後のショットがコンタックスの中にあるフィルムの写真で、その中の一枚が女性記者の写真で、それを暗室で印画紙に現像するという。

そもそももう雑誌編集部で暗室なんて10年前になくされているんじゃねえかい!という突っ込みはなしとして。

 細かいカメラの設定も良かった。

 キャノンの1Dxを使用しているのは当然として、ペンタ部のメーカーマークはパーマセルテープで隠しているしボディの角は塗装が剥げているし、70-200mmf2.8のズームが標準レンズなんだけど、鏡胴の傷具合がリアルだった。たぶん、本当のカメラマンが使っているものを小道具にしているんだろうね。

 べたすぎるアイテムやネタのオンパレードだけど、一番はやはり自分がシャブ中に撃たれる決定的瞬間を新人女性記者に撮らせる、そしてそれがスクープとして雑誌の売り上げに貢献する、というまあ最大級のベタなオチなんだけど、個人的には楽しめた。

 主演男優が結婚してそのせいかどうかは知らないけどコケた映画と言われているけど、写真好きなら見て楽しめるんじゃないかな?

 そうそう、不肖・宮嶋こと宮嶋茂樹も出演してます。彼こそ本物のパパラッチで戦場カメラマンだよね。
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by hohoho-bw | 2017-04-15 22:22