誰のためでもなく

デジタルのレンジファインダーカメラの行く末

 富士フイルムのX100Tショックから抜けられない。

 それにしてもXシリーズは、デジタルカメラ時代の新しいファインダーとして世に出した「ハイブリッドビューファインダー」を正常進化させていて、この方向性は間違っていないと思う。

 今回はOVFを切り捨てることなく、OVFの弱点をデジタル処理で補完するという点が素晴らしい。

 一方、ライカは最新モデル「M」で背面液晶もしくは外付けEVFでのピント合わせをこのモデルの目玉としている。

 レビューでもノクチルクス(開放値0.95)の極薄ピント合わせにはEVFや背面液晶がサイコー、みたいな論調だけど、おいちょっとまてや!と言いたい。

 ライカ信奉者のお題目は「ピント合わせの素早さはレンジファインダーの圧勝」ということ(ただし焦点距離50mm以下の話ね)。

 これは正しい。フランジバックの短さゆえ小さくできるレンズのヘリコイド移動は圧倒的に一眼レフより素早いし、レンジファインダーの合従は真ん中のみだけどピントが合ってるかどうかがすごく見やすかった。

 で、そのころからあったノクチ。その極薄ピントも光学精度の高いライカのレンジファインダーならジャスピン!といってたんじゃねえのかよ。

 今回思ったのは、富士はOVFの良さを認め、デジタルとの融和性を探ろうとしているけどライカはレンジファインダーというコストのかかっている光学ファインダーとデジタルによるピント合わせをまったく別物として、オルタナティブに一つのカメラに存在させている点がとても対照的だなってこと。

 ライカって、この先生き残れるんだろうかと、とても心配になる(まあ、正直つぶれても全然困らないけどね、俺は)

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by hohoho-bw | 2014-09-10 22:40 | X-pro1+35mm