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誰のためでもなく

フジ X-E1 初めてじっくり使ってみて

 今回の、乗り鉄+旭川紀行は、フジX-E1と18-55mmのみで臨んだ。

 理由1)買ってからまったくと言っていいほど使用していない。
 
 理由2)だからカメラに慣れたい。

 理由3)乗り鉄は、撮り鉄と違い、動きもの重視ではないため、まあいいだろうと。

 ネットに上がっているX-E1の評価としてはおおむね

・AFは遅い
・画がキレイ

 ってことに収れんされると思う。

 特に画については、RAWでこねくり回すよりjpeg撮って出しがかなりいいと、、、、

 ということで2泊3日使ってみた自分の感想。

 まずダメな点

・縦位置撮影の場合、自分は右を下に(つまりシャッターボタンを下に)してホールドするがその時、不用意にシャッター右横にあるFnボタンを押してしまう。
・AFは遅いというより迷う。とくに雪面などの「のっぺり」した被写体は全滅。
・露出は総じてオーバー気味のような気がするので頻繁に補正する。
・バッテリーの持ちが悪い。
・RAW+Jpeg ノーマルで撮っていたが、書き込み速度が遅い。バッファ不足。

 次に、いい点
・まず軽い。これに尽きる。
・高感度はかなりいける。もしかしたらD7000よりもいいかも?
・ホワイトバランスはまあ、正確といえる範囲。

 と、ダメな点のほうが勝っているように思えるのだが、3日間使って、実は結構、好きになってしまっている自分がいる。

 このカメラを使うときに心がけたことは、ほかのカメラにはない「フイルムシミュレーション」をこまめに変えて撮るこっとだったのだが、これは面白くてちょっとハマった。

 特にプロネガとモノクロモードは面白い。プロネガは彩度を落とすとさらにそれっぽくなる。ブリーチハイパスって実は非常に守備範囲の狭い(つまりこれがハマる場面というのは実はそんなに多くない)と思うのだが、プロネガは守備範囲が広い。

 さらにモノクロモード。

 デジタルになってモノクロ写真は、現像ソフトで色を抜いたり、silver efex proのデフォルトでそれらしいものをチョイスしていたのだが、X-E1のモノクロで撮ると、フイルムで撮ったネガのような味わいがあることがわかった。

 使い古されて陳腐化した言葉だがやはり、フジのXシリーズは「フイルム屋が作ったデジタルカメラ」だと強く感じた。

 その昔、ニコンのD200ボディを借りて中身はすっかりフジのカメラという一眼レフS5 Proなるものをリリースしていたがそのモデルからフイルムシミュレーションは評価が高かったように思う。

 フジはもう、他社のボディを借りて自社のカメラとするような戦略は取らないと思うが、このフイルムシミュレーションという方法論は他社にないアドバンテージとしてじわじわ効いてくるかもな、と思った次第。

 ということで下記はその例を、、、

プロネガ hi
フジ X-E1 初めてじっくり使ってみて_c0162846_22483081.jpg


ベルビア
フジ X-E1 初めてじっくり使ってみて_c0162846_22492755.jpg


モノクロ+Yフィルタ
フジ X-E1 初めてじっくり使ってみて_c0162846_22503997.jpg

by hohoho-bw | 2013-03-17 22:50