キャンプの心得
昔、オートバイツーリングに凝っていたころ、野宿旅の達人が言った一言が忘れられない。
「キャンプですき焼きをするときもあるけど、鍋の中にハエや蛾が入っても、平然とのけて食べる鈍感さが必要」
自分には無理だったのでキャンプはしなかったが、これ、デジタルカメラを使う上においても重要なメンタリティだと実感するのだ。
写真の左上に写り込んでいるのは撮像素子に付着したゴミ。カメラはレンズ固定式のGRD初代。
メーカーにセンサークリーニングできるか確認するも「センサー交換で3万円」とにべもない答え。
でもまだ使えるしもったいないのでGRDは現役だ。今年で6年目。
フィルムカメラなら5年なんて童貞みたいなもんだが、デジタルでは加藤鷹みたいにベテランの域だ。
しかし、センサーのゴミごときにナーバスになっていたらデジタルカメラと付き合えないんだろうな、と思う。
最近、またライカ病が再発している。無論、M型デジタルがほしいのだが、相変わらずセンサークリーニング機能がないので、レンズ交換をすることによりゴミが付着する。
このことにナーバスになると、銀座に住まなくてはならないかもしれない。
だから、ライカを買うのはよそう、と思うのは、自分の財布にはイイことなんだろう。