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誰のためでもなく

ミラーレス ダサダサ対決

 いつミラーレスを出すか出すかといわれて久しいキャノンがついにEOS Mを市場に投入。

 やはりニコ爺の私としては、2大カメラメーカーのミラーレスについて独断と偏見で戯言を述べるのが週末の正しい過ごしかたかな?と。

EOS Mとニコン 1の相違点1)=センサーサイズ

 EOSはAPS-Cというのは、キャノンらしい選択であろう。
 対するニコン1は独自のセンサーサイズ。D3200などのサイズよりも小さい。

 この時点で両社の、ミラーレス(ニコンは「アドバンスドカメラ」と呼んでいるが以降めんどくさいのでこう呼ぶ)に対する考え方の違いが明確になっている。

 EOS-Mが横目で見ているのはやはりソニーNEXなんだろう。画質はセンサーサイズの大きさにある程度左右される、という考え方。

 対するニコン1は、独自のセンサーサイズ(CXフォーマット)を作り出したことにより、レンズの軽量化を実現した。

相違点2)=レンズラインナップ
 上述した点に関連するが、EOS-Mの専用レンズラインナップは面白い。

 単焦点=35mmフォーマット換算35mm
 ズーム=18-55mm(35mm換算28~86mm)
の2本だけ。

 18-55ってのはEOS Kissのレンズラインナップとかぶっているのが面白い。
 加えて、このレンズ、デカい。
 このデカさをあえて選択する(もしくは、せざるを得ない)のは先述のセンサーサイズの大きさに帰着する。

 面白いのはこのレンズをつけたサイズ、ますますNEXと近いってこと。

 ニコン1は10-30mm、10mmパンケーキ、10-100mmパワーズーム、そして30-110mmと豊富。

 特にEOSにはない30-110mmってのがいい。
 
 どちらもマウントアダプターを介せばEOSはEF、ニコン1はニッコールレンズがそれぞれ使用可能。
 しかしマウントアダプターは使用に制約があり(ニコン1は真ん中しか合従点がない。EOSは知らない)、こういったミラーレスの最大の美点であるオートフォーカスの爆速を堪能できるのはやはり専用レンズである。

 そうなるとキャノンはEOS-Mマウントの望遠系レンズをリリースしていないのは痛いのではないか?
 ただ、これはマウントアダプターを介してのEFレンズでもオートフォーカスがさくさく動けば問題ないのだろうけど。
 やはりセンサーサイズの大きさ=レンズの大きさとなっていることが専用望遠レンズ開発の高いハードルなのだろうか?

相違点3)=ビューファインダーの設置 ニコン1はV1で液晶ファインダーモデルもリリースしているが、EOS-Mにはない。
 これは、2大カメラメーカーとしての判断として非常に面白い。

 キャノンは、「ファインダーなんていらね~んじゃね?」と判断したことは、好き嫌いを別にしてはっきりしていて良い。

 ちなみにEOS-Mの発売に危機感を感じたニコン1 J2がリリースになったがビューファインダーつきのV2はリリース発表がない。

 これってV2が出ない、ってことなんだろうかね?

 そのほかにもEOS-Mにはアートフィルターが付いていたりするのだがそれはめんどくさいので意見は述べない。

 にしてもミラーレスに関してはビッグ2であるキャノン、ニコンともイマイチ洗練されていないのが面白いな、と感じた。

 キャノンはもっと、遊んでくるのかと思っていたから。まじめくさっているEOS-Mを見たときは冗談かと思った。
ミラーレス ダサダサ対決_c0162846_23522173.jpg


 
by hohoho-bw | 2012-08-10 23:52