身近なものを撮る
よく見る東京の町のスナップ。
著名な写真家だけでも、鬼海弘雄さんの「東京夢譚」、金村修の「Spiders strategy」、森山大道、アラーキーのペンタックス67の作品。
結局、写真って身近なものを撮るのが、人生における総シャッター回数の9割を占めるのではなかろうか?
無論、春と秋の家族旅行における記念写真しか写真を撮らないという向きもあろう。そういった方は逆に身近な瞬間を撮った写真は皆無、ということになる。
すんごい光景を求めて海外に行く、という人もいるだろう。個人的に海外は、長い時間飛行機に乗ったり食べ物が合わなかったり四六時中、モノ盗りに注意していなくちゃいけないなどでキライ。
そうあると、日本の人口の1割を飲み込む東京およびその周辺でのスナップが多い、というのもうなづける。
ということを総合すると、自分はとても稀有なローカル写真家であるまいか?と気付く。
車で1時間も走れば美瑛。朝の散歩コースにごっつい原生林。
自分は都会の写真家がビルを撮るように、木々を撮っているのだ。
都会に引っ越したら、このときの写真を眺める気持もいまより変化しているのが楽しみだ。
by hohoho-bw
| 2009-10-14 07:42