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誰のためでもなく

そして人生は続く、、、

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 プロの写真家も気さくにblogで自分の仕事の話を披歴してくれるのはネットの功だろう。

 そして一様に、彼らはデジタルへの移行を当たり前のこととし受け止めている。

 まあ、商売のスタンダードが変わるのを受け入れるしかないんだろうけど。
公認会計士が国際会計基準に合わせるのと変わりない。

 デジタルの利点を素直に認め、方法論に拘泥しないのは、自分もそうだ。

 自分に合った道具を使えばいいだけのこと。だからライカでも、それが自分に必要ならどんどん買えばいい。

 季刊「風景写真」の9,10月号は紅葉特集。とくに興味はないテーマだけれどフォトコンテストのクオリティが高くて勉強になる。絞り、レンズ、アングル、露出、フィルターワーク。どれも見事な作品ばかり。選評者の皆さんのコメントも簡潔で的を得ている。

 最近思うのは、「べつに中判フィルムじゃなくても、デジタル一眼レフでも十分、作品は撮れる」ってこと。

 萩原俊哉さんがそのいい例だとおもう。ペンタックス67と645がデジタルになるようだけれど、はたして4000万画素のデジタルカメラって、どうなんだろう?パソコン更新もセットとなると財布に厳しい。しかしフィルムを巡る環境は急激に悪化していくわけで。

 ありていにいえば自分のメーンカメラはいつの間にかD700に変わっている。しかし、これで撮れない被写体もある。週末に札幌に帰って挑んだ被写体は、ハッセルとディスタゴン40mmでしか撮れないと判断したからそれしかもって行っていない。フィルムはTri-X。

 自分がもし、積極的にフィルムを使おうとするときは、もう、おそらくブローニーのモノクロだけになるのではないだろうか?と漠然と考えている。モノクロの銀塩プリントだけは、置き換えが効かない、と思っているからね。

 でもそれ以外は、D700で撮れないってことは、下手っぴ以外の何物でもない、と自分で思っている。
 
by hohoho-bw | 2009-09-13 22:22